鍼灸・指圧・マッサージ

目次

指圧・マッサージを受けるときの注意

指圧やマッサージを受けるときは、発熱時、体が衰弱しているとき、飲酒直後は避けましょう。

指圧やマッサージも、鍼灸治療と同様に健康保険が適用されますが、「筋肉のまひか関節の硬化」があるものが条件となり、医師の同意が必要となります。

保険治療を扱っている治療院で同意書用紙をもらい、医師に記入してもらった後、鍼灸院に持参すれば、健康保険が適用されます。

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指圧・マッサージの方法

指圧・マッサージの手技はいくつかの方法があり、治療個所や症状により決まります。

・もむ … 筋肉にたまった疲労物質を排出させ、筋肉の弾力性を向上させる。
・さする … 血液やリンパ液の流れが良くなり、むくみの解消に効果的。
・たたく … 血行がよくなり、神経や筋肉機能が活発化する。
・押す … 筋肉の疲労、こりを解消するのに効果的。
・振るわせる … 手足の麻痺やしびれ感を解消する。

※按摩(あんま)は「もむ」、指圧は「押す」、マッサージは「さする」が中心となります。

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指圧・マッサージとは

指圧・マッサージの基本は、「手当て」となります。お腹が痛いときなどに、痛いところに手を当ててると痛みが和らぐことがありますが、これが「手当て」です。
手で体の状態を確かめながら悪い部分を探し、治療していく…ということになります。

・按摩(あんま)・指圧 … 体の中心から末端へ向かって刺激を与える。
・マッサージ … 末端から中心へ向かって刺激を与える。

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指圧・マッサージの効果

指圧やマッサージなどを行うと、その部分の血液とリンパ液の流れがよくなり、体の隅々に栄養が行き渡るようになります。
その結果、細胞を活性化させ、痛みやだるさの原因となる老廃物を排出させ、筋肉の緊張をほぐし体が楽になるというわけです。

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鍼灸治療を受けるときの注意

鍼灸治療は、発熱時、体が衰弱しているときなどは避けましょう。また、飲酒直後や、入浴の前後は、刺激が強くなる恐れがあるので避けましょう。入浴は、鍼灸治療を受ける1時間前に済ませておきことが無難です。
鍼灸治療を初めて受けた直後は、だるさや熱っぽさを感じることがありますが、翌日なると症状は消え、2度目以降は体が慣れてくるので、こうした症状は現れません。しかし、だるさなどの症状が続く場合は、状態を話し調整してもらいましょう。

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健康保険がきく疾患名

健康保険を取り扱う鍼灸院では、以下のような症状に限り保険治療を受けることができます。

①リウマチ … 病院で関節リウマチと診断された場合。
②神経痛 … 挫折神経痛、全身の神経痛に適用。
③五十肩 … 40~50代にみられる肩周囲の関節の疼痛疾患。
④腰痛症 … 慢性の腰痛、ぎっくり腰。
⑤頚椎ねんざ後遺症 … むち打ち症の後遺症や頸部の外傷による痛み、しびれなど。
⑥頚腕症候群 … 頸部から肩、腕にかけての痛み、しびれなど。

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健康保険で鍼灸治療を受けるには

鍼灸治療を保険で行うには、健康保険治療を行っている鍼灸院で同意書用紙をもらい、それを病院や診療所などの医療機関に持っていき、医師に症状を用紙に書いてもらう必要があります。その同意書を持参すると、限られた疾患につき、鍼灸院での治療に健康保険が適応されます。
また、交通事故で障害を受けたり、後遺症がある場合の治療でも、鍼灸治療は保険適用の対象となります。この場合も医師の同意書が必要となります。(労災も適用される)

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鍼灸院の選び方

鍼灸院の選び方は、以下のようなことを参考にしてみてください。

①使用する器具類を消毒する高温圧式滅菌装置を備えている、清潔で衛生的な鍼灸院であるかどうか。
②厚生労働省管轄の鍼灸治療師の資格を持つ、正規の鍼灸師であるかどうか。
③治療前に患者の話を十分に聞き、治療法や効果についてきちんと説明してくれる鍼灸師であるかどうか。

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家庭でできるツボ刺激法

家庭にある何気ない道具でも、鍼治療に近い効果を上げることができ、また、薬局などで、市販されている鍼や灸を買い家庭で鍼治療を行うこともできます。しかし、その際には、使用前に鍼灸師に相談し、正しい使用法を聞く事が望ましいでしょう。

①つまようじの鍼 … つまようじの柄を利用。
②市販の灸 … 皮膚に貼りつけるタイプ。
③つまようじの集合灸 … つまようじを輪ゴムでしばる。
④しょうが灸、にんにく灸 … 厚さ2~3mのしょうがやにんにくにもぐさをのせ、点火する。

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鍼灸に向いている病気・向かない病気

鍼灸に向いている病気・向かない病気は以下のようなものです。

●鍼灸に向いている病気

①虚弱体質によるさまざまな体の不調や体力低下
②アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患
③高齢者の老化にともなう種々の症状
④心身症、不定愁訴、神経症など
⑤冷え症、月経不順など
⑥自覚症状を主とする痛みや凝り
⑦現代医薬品の副作用の軽減
⑧慢性腎炎、慢性肝炎、高血圧、糖尿病など長期管理の必要な病気

●鍼灸に向いていない病気
ガン、病原菌による感染症、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、大きな手術を必要とする重大な病気など。

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鍼灸はなぜ効くの?

鍼灸がなぜ効くかというと、ツボと呼ばれる部位に、鍼や灸を行って、痛みを軽減したり、だるいなどの全身症状が改善するからです。しかし、そのメカニズムは全て明らかになっているというわけではありません。一般的に以下のような作用があるからだと考えられています。

①血液循環をよくする働き。
②神経系に影響を与え、痛みを抑制する働き。
③免疫力を高める働き。
④内臓機能、内分泌系を調整する働き。

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灸治療の種類と方法

灸治療は、もぐさ(ヨモギの葉から作る)の熱でツボを刺激する治療法です。

●灸治療の形状
①直接灸
米粒の半分以下の量のもぐさを皮膚の上に乗せ、火のついた線香で点火し、燃えきったもぐさの上に次のもぐさを乗せ、点火する。
②間接灸
温灸とも呼ばれ、もぐさを皮膚の間に、筒などで隙間をおいたり、ショウガなどの薄切りなどの緩衝材を置いて、温和な熱さにする方法。
③灸頭鍼
皮膚に刺した鍼の柄に、もぐさをつけて点火し、皮膚の内部に熱が届くようにする方法。

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鍼治療の種類と方法

鍼は、皮膚の上から針を刺してツボを刺激する治療法です。

●鍼の形状
①毫鍼(ごうしん)
直径0.2mmの非常に細い鍼を使い、効果的にツボを刺激する。
②接触鍼(せっしょくしん)
鍼を刺入しせず、細かい突起部分を皮膚に接触させたり押したりして、皮膚表面だけを刺激する鍼。
③皮内鍼(ひないしん)・円皮鍼(ひないしん)
ごく短い鍼を斜めに刺し(皮内鍼)、画鋲(がびょう)型の鍼を刺して(円皮鍼)、上からバンソウコウで押さえ、2~3日そのままにしておく。
 

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鍼灸治療とは

鍼灸治療とは、鍼(はり)は、金属の細い針を刺し、灸は皮膚に乗せたもぐさの熱でツボを刺激し、病気や症状を治す治療法であります。東また、洋医学の根幹をなすもので「未病を治す」医学とも呼ばれています。

中国では、数千年の歴史をもち、日本には飛鳥時代に渡来し、現在ではその効果が世界的に認められるようになっています。

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